総政治局

총정치국
第528軍部隊

◆総政治局長兼人民武力部副部長趙明録次帥

◆組織担当副総局長玄哲海大将/宣伝担当副総局長朴在京大将/工場党事業担当副総局長?/副総局長元明均上将

 総政治局は、形式的に人民武力部所属だが、実際には総政治局は人民武力の下級部署ではない。更に言えば、総政治局長は、人民武力部長の下級者ではない。総政治局は、中央党組織指導部第1部第13課(人民武力部担当)から直接指揮を受ける。

 総政治局の各部長は少将〜中将階級で、副部長は少将、課長は大佐級である。総政治局所属部署である敵工部は、一種の心理戦部署で、板門店共同警備区域の韓国軍少尉殺害事件当時、北朝鮮敵工部関連説が捜査当時話題となったことがある。総政治局は、心理戦と関連した特殊作戦のため、563軍部隊という準特殊部隊も運用しているという。

 総政治局は、傘下に総参謀部と対称的な下部機構を組織している。即ち、軍種司令部政治部、軍団政治部、師団政治部、旅団政治部、部隊政治部、区分隊政治部、中隊政治指導員が置かれている。

総政治局長趙明録次帥 組織担当副総局長玄哲海大将宣伝担当副総局長朴在京大将副総局長元明均大将

 

 

 

(写真は左から趙明録、玄哲海、朴在京、元明均)

 総政治局長趙明録次帥は、北朝鮮軍部の実勢として知られている人物である。過去、空軍司令官を経た経歴があり、現在は、国防委員会第1副委員長を兼職している。2000年10月、金正日の特使資格で米国を訪問したことがある。

 総政治局副局長朴在京大将は、2000年9月、ソウルを訪問し、松茸を伝達するショーを演出した人物である。北朝鮮軍部内での金正日偶像化作業を総指揮した人物と言われ、脱北者達の証言では、阿諛追従が強い人物として、正統派軍人からは、評価がそのように良くない人物として知られている。

 第1副局長玄哲海と副局長朴在京は、金正日の公式行事に最も多く随行し、マスコミに頻繁に露出している人物である。

総政治局隷下部署

◆組織部

 党組織指導部第1部第13課を通して下される党の政策方針に従って、軍に対する党組織・人事事業を管掌する。

◆宣伝部

 宣伝部傘下には、以下の組織が存在する。
 
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人民軍出版社:軍に関する各種印刷物、単行本の発行、刊行に関する任務を有する。

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人民軍新聞社:人民軍新聞の編集、発行を任務とする。

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4.25映画撮影所:軍事関係の映画を製作して、各軍と部隊に配布することを任務とする。

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4.25体育団:軍内に職業体育チームを育成・運用、各種の大会に参加させる。

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人民軍協奏団:軍内の演芸団体として、各部隊に慰問公演を行う。

◆幹部部

 党幹部部が将官人事を行えるように、その資料を提供する。

◆統計部

 軍内の政治事業に関する一切の統計資料の収集と保管、及び統計資料作成を任務とする。

◆公報部

 軍内の報道、広報に関連した事業を組織、実行する。

◆監察部

 軍内での党事業全般に関する検閲を実施する。

◆特別政治部

 軍内に党の路線と政策を貫徹させるための全ての事業の企画、運営を担当する。

◆文化連絡部

 心理戦術を担当し、軍内の心理戦を運用する。

◆敵工部(総政治部敵工作部参照)

 韓国軍兵士との接触工作、拉致、越北の工作、非武装地帯での拡声器放送、出版物配布等を平時の任務とする。戦時には、占領地域で住民対策事業を行い、反動分子の摘発と韓国側の力量測定を任務とする。

◆青年同盟指導部

 軍内の社労青に対する組織生活の指導を担当する。

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最終更新日:2003/06/28

 

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